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2022年12月30日 コラム

瞑想を取り入れるとどんな効果が得られるのか?実際に瞑想をしてみましょう。

瞑想をしている女性

雑誌やテレビなどでも、目にする機会も多い瞑想。ただ、瞑想といっても、実際にどのような効果やメリットがあるのか知らない人も少なくありません。瞑想を日々の生活に取り入れると、どのようなメリットを得られるのでしょうか。この記事では、瞑想を実践することで期待できる効果やメリット、さらに具体的なやり方やコツについて紹介します。

瞑想の効果

集中力が上がる

瞑想を行うことによるメリットには、さまざまなものがあります。なかでも、大きなメリットといえるのが、瞑想によって「集中力アップ」効果期待できることです。
ジョンズ・ホプキンズ大学の研究者が行った実験によると、瞑想を実施することで「内容に興味を持てない実験にも集中して取り組むことができた」というデータがあります。このことから、瞑想は集中力の向上に役立つと考えられているのです。

また、集中力が上がることによって「創造性」がアップし、新しいアイデアが浮かびやすくなるという効果も見込めます。さらに、仕事中にも余計な考えが頭に浮かばなくなり、「効率的に業務を進めやすくなる」効果が期待できます。重要な会議やプレゼンテーションの前に瞑想を行うことで、業務の質を高められるでしょう。

ポジティブになれる

瞑想をすると「ポジティブな気持ちになれる」という効果も期待できます。仕事やプライベートなど、人は生きるうえでさまざまな不安がつきまとうものです。特に、不安な気持ちになりやすい人は自律神経が乱れ、交感神経が過度に高ぶっている可能性があります。
瞑想をすることで、恐怖心や危機感が生まれる神経回路との結びつきを弱くできるといわれています。その結果、不安を和らげることができるのです。副交感神経が優位になることで穏やかな気持ちになり、前向きな思考を維持するために効果を発揮してくれます。

自分に自信が持てる

瞑想によって「自分に自信が持てるようになる」効果が見込めます。そもそも瞑想とは、「脳と心の状態をリラックスさせて自分の内面と向き合う」ことを主な目的としたものです。瞑想によって内面と向き合い、さまざまな自分の感情に気付くことができるのです。
自分自身を見つめ直し、ありのままを受け入れて、「自分なんてダメだ」というような否定的な感情をなくすことができます。それにより、気持ちがネガティブになることを防ぎ、自分に自信を持っていきいきと過ごしやすくなるのです。

瞑想の種類

集中瞑想

瞑想と一口にいっても、その種類は多岐にわたります。たとえば、意識的に脳をデフォルト状態に向かわせるための「集中瞑想」というものがあります。集中瞑想のやり方は非常にシンプルです。自分の呼吸や雨の音など、単調かつ刺激の少ない何らかの対象に注意を向けるだけで、簡単に行うことができます。なお、注意したいのは「集中」の意味です。集中とは、外部の刺激に気付かないくらい集中するという意味ではありません。呼吸や風の音など、何か「一つのものに強く集中する」ことを表しています。この意味をきちんと理解して瞑想を行うようにしましょう。

万が一、注意が逸れてしまい意識がなかなか一つのものに集中できないという場合は、焦らず「現状を受け入れる」ことが大切です。意識が散漫になっているという状況を受け入れて、気持ちを落ち着けます。そして、ゆっくりと呼吸を戻すように意識しましょう。

観察瞑想

観察瞑想とは、「非認知能力を活性化させる」瞑想のことをいいます。観察瞑想によって、社会性や他者への配慮をつかさどる脳の部位にプラスの作用が見込まれるというデータがあります。観察瞑想は、思考や感覚において「気が散るものすべてを受け入れて観察する」ことが、集中瞑想との大きな違いです。

実践方法は、まず集中瞑想の状態に入り、次に心のなかでナレーションを行います。たとえば、「雨の音が聞こえている」「今朝のことを思い出している」というような具合です。自身の考えていることや感じていることを「第三者が読み上げる」ように、セルフ・ナレーティングするのがポイントです。ただし、観察瞑想は難易度が高く、初心者にはハードルが高いといわれています。特に体調が悪いときなどは、スムーズに瞑想状態に入りにくくなるため、注意が必要です。一般の人は集中瞑想から観察瞑想に入るまで、おおむね10分はかかることが多いといわれています。早く瞑想状態に入りたいと焦らずに、気持ちを落ち着けてじっくりと取り組むことが重要になります。

マインドフルネス瞑想

マインドフルネス瞑想は、医療や福祉の現場でも広く取り入れられている瞑想です。マインドフルネスとは、「今この瞬間を大切にする」という生き方のことです。マインドフルネス瞑想を実践することによって、集中力が高まったり、気持ちがリラックスできたりする効果を見込めます。また、洞察力や注意力のアップなど、自己鍛錬の能力が高まることも期待できます。

マインドフルネス瞑想のやり方は、まずゆっくりと目を閉じて心身をリラックスさせましょう。次に、自然な状態で呼吸して、その息づかいに意識を向けます。その際、雑念が頭に浮かんだら、一回目は自然に流しましょう。その後、二回目の雑念が浮かんできたら、それに対して自分がどのような感情を持っているのか、心のなかで言葉にして反復します。そして、再び呼吸に意識を向けることを繰り返すというのが一連の流れです。マインドフルネス瞑想は、10〜20分以上を目安に行うことがおすすめです。通勤中の電車や仕事の合間、また休憩時間など、少しの空き時間を活用するのも良いでしょう。

瞑想のコツ

呼吸法を意識する

瞑想はただ何となく行えば良いというわけではありません。十分な効果を得るためには、きちんと瞑想のコツを理解しておく必要があります。特に、瞑想をするうえで重要になるのが「呼吸法を意識する」ことです。緊張していると呼吸は浅くなり、心身の負担となってしまいます。そのため、気持ちをリラックスさせて、ゆっくりと「深く呼吸する」ように意識することが大切なのです。

深く呼吸するには、腹式呼吸がおすすめです。お腹の動きを意識し、ゆっくりと息を吸って吐いてを繰り返しましょう。腹式呼吸のやり方がわからない、コツがつかめず苦手という人は、寝たままの状態で行うとやりやすくなります。呼吸は鼻を通ってお腹がふくらみ、お腹がへこみ鼻を通って息が出て行くという流れに注目しましょう。

音楽を流してみる

瞑想を行うときは、「音楽を流す」ことも良い方法です。瞑想は外部のさまざまな刺激を遮断し、己の内側としっかりと向き合う必要があります。そこで、音楽を流すと外部の刺激を効果的に抑えることができるのです。その結果、自分の内側や感覚と向き合える環境を整えられます。ただし、音楽は何でもかけて良いというわけではありません。瞑想と相性の良い音楽と悪い音楽があるため、きちんと見極めを行うことが重要になります。

おすすめの音楽は、「歌詞のないヒーリングミュージック」です。ゆったりとした曲調で、穏やかな気持ちになれる音楽を選ぶと良いでしょう。反対に、歌詞のある音楽や自分が好きな音楽はなるべく避けたほうが良いでしょう。これらの音楽は、意識がそちらに向いてしまう可能性があります。このような音楽はかえって雑念がわき、瞑想の妨げになるおそれがあるため注意しましょう。

無理のないやり方を探す

瞑想を行う際は、「無理のないやり方を見つける」ことが重要です。瞑想というと、「必ず姿勢や時間などを明確に決めて行うべき」と考えてしまいがちです。しかし、このようなルールを意識しすぎると、瞑想することが面倒になったり、続けることが苦痛になったりするリスクが高まります。無理なく続けられるよう、あまりルールに縛られすぎず、自分に合うやり方を探すのが大切です。たとえば、姿勢でいうと、必ずしも座った状態で行わなければならないというわけではありません。背筋をぴんと伸ばした状態を維持できるのであれば、寝転んだままでも、あぐらをかいているままでも問題ないのです。

また、瞑想を行う時間は、無理に長く設けないことがポイントとなります。瞑想は1日に数分程度でも効果が期待できます。最初から長い時間をかけて瞑想を行うと、雑念が多く疲れてしまう可能性があるため要注意です。瞑想に慣れてくると、少しずつ雑念も減っていきます。徐々に心身を慣らし、少しずつ時間を延ばすように調整することがおすすめです。まずは仕事の合間や通勤の電車内など、日々の空き時間を使って短時間行うと良いでしょう。また、朝の目覚めのあとに行うなど、ルーティーン化することもおすすめです。朝に瞑想を行うことで思考がすっきりとして、集中力を高めやすくなります。

習慣的に瞑想を行う

瞑想は短期的に数回行うよりも、継続的に行うことがおすすめです。瞑想を「習慣化する」ことで、より効果を実感しやすくなります。ただ、新しいことを始めて継続させるというのは、なかなか難しいことです。瞑想に興味を持って始めてみたものの、面倒になり数回程度でやめてしまう人も少なくありません。瞑想を習慣化させるためには、「記録すること」や「友人や家族とのシェア」を意識することが大切です。瞑想を行った記録を、ノートやスケジュール帳などにメモしておきましょう。日々の成果を記録することで、モチベーションの維持につながります。また、日々の瞑想でどのような変化があったのかを記録しておくことが肝要です。成果を可視化することによって、「もっと頑張ろう」という気持ちが芽生えやすくなります。

さらに、「友人や家族とシェアする」のも習慣化するためのコツです。瞑想体験を共有して一緒に楽しむと、習慣化しやすくなります。また、他者との成果を競い合うことで、モチベーションアップにもつなげられるでしょう。

瞑想で日々のパフォーマンスをアップする

瞑想によって集中力が向上し、日々のパフォーマンスアップが期待できます。瞑想は継続することが重要であるため、無理なく続けられることが重要です。自宅や職場などで瞑想に集中するのが難しい場合は、完全に集中できる離島や、自然に囲まれた環境に行くことも1つの方法です。

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