みなさんは“心のデトックス”、できていますか? 自然豊かな奄美大島で開催されたのは癒しをテーマにした「大人の奄美大島リトリート〜 Earthing and feeling mindfulness 〜」。松本莉緒さんがツアーのインストラクターを務め、合計18名の参加者とともに特別な時間を過ごしました。本記事では、実際にライター北川がリトリート初参加、そのツアーの魅力を徹底的にレポートします!(写真:CHAR / 土屋尚幸、文:北川紗織)。
〈大人の奄美大島リトリート3Dayコース〉
■DAY1
17:00 奄美大島リゾートホテル「THESCENE」 到着、リラックスタイム
19:00 海の音を聞きながら、みんなでBBQ & 花火
■DAY2
6:10 ホノホシ海岸をお散歩、朝日を浴びて瞑想タイム
7:00 morning slow yoga
8:00 「THESCENE」で奄美の郷土料理ブュッフェを堪能
10:00 フリータイム
(sup yoga / 加計呂麻島ツアー / シュノーケリングツアー )
17:30 Earthing Yoga〜クリスタルボウル 演奏付き 〜
19:00 夕食は自然食材を活かした「イタリアン」
21:15 空に吸い込まれる…星空メディテーション
■DAY3
6:15 Mindfulness Yoga Flow
11:00 チェックアウト、奄美大島から帰路へ
■DAY1
〈17:00〉奄美大島リゾートホテル「THESCENE」 到着、リラックスタイム
今回の宿泊先は奄美大島の最南端に位置する「THE SCENE」。島で一番気温が高い場所にあり、一年を通していつでもバカンス気分を味わえます。ホテルまでは空港から送迎バスで向かいます。
「THESCENE」 のお部屋は、なんと全室オーシャンビュー!窓一面に広がる奄美大島の海に思わずうっとり。部屋の階層・東西によって、空の広がりや海の表情の変化を楽しめるのもポイントです。
チェックイン後は、夕食まで部屋でホテル前のビーチを裸足で散歩したり、ハンモックに揺られたり。それぞれ自由にリラックス時間を過ごします。
〈19:00〉 海の音を聞きながら、みんなでBBQ & 花火
旅の醍醐味は「食べること」にもあり!1日目の夕食は、新鮮な地元の食材を使って贅沢にBBQを楽しみます。この日はなんと、数日前に奄美大島の伊勢海老が解禁になったばかり。身が引き締まった海老や新鮮なシーフード、シェフこだわりのフレッシュな地元野菜を贅沢にいただきます。
今回のリトリートでは初対面の人も多い中、お酒やフレッシュジュースを飲みながらのBBQだと自然と会話も弾み、暗くなった頃には和気藹々とした雰囲気に。鳥のさえずりや波の音が聞こえてきて、楽しい会話の合間にも大自然を感じられます。
たくさん食べた後はお待ちかねの花火タイム。神秘的で美しい夜のビーチは、星と月明かりだけ。波の音を聞きながら楽しむ花火は、まるで子供の頃に戻った気分に。
■DAY2
6:10 ホノホシ海岸をお散歩、朝日を浴びて瞑想タイム
ツアーの2日目は、美しい日の出を浴びるために朝のお散歩からスタート。ホテルから歩いて約10分のところにある、ホノホシ海岸を目指します。この日は早朝に雨が降ったばかり。木々が青々としていて、朝から奄美の大自然パワーを感じます。
太平洋に面したホノホシ海岸には、丸いコロコロとした玉石がたくさん。海岸が東部に位置し常に波が荒いため、このような丸い石になっています。波に石がさらわれるたびに鳴る「ゴロゴロ」とした音は、ここの海岸ならでは。瞑想の間、頭と心に心地よく響き渡ります。
ここ奄美では昔から、石には魂が宿ると言われています。スピリチュアルスポットとしても有名なホノホシ海岸の石は特にパワーが強いとされているので、持って帰らないようにしましょう。万が一持って帰ってしまうと、災いが起こると言う言い伝えもあるので、ご注意を。
7:00 morning slow yoga
ゆっくりとした瞑想タイムの後は、ホノホシ海岸近くの広場でモーニングヨガ。「自然と伝わってくる、命の音に耳を傾けてください」と莉緒さんが話すように、ヨガの間は波と石の音や鳥のさえずり、木々が揺れる音が聞こえてきます。
奄美大島にはスピリチュアルなスポットがたくさんある神秘的な島。この日もラッキーなことに、ヨガの時間に虹が現れました。パワーを感じます…!
8:00 「THESCENE」で奄美の郷土料理ブュッフェを堪能
朝ヨガで気分をリフレッシュしたら、お腹はペコペコ!朝ごはんは地元の食材をふんだんに使った郷土料理をブュッフェスタイルでいただきます。
おすすめのポイントは、奄美名物の「鶏飯(けいはん)」が食べられること。鶏飯は奄美大島のソウルフードで、ホカホカのご飯に茹で鶏や卵、椎茸など彩り豊かな食材をのせて、温かいスープをかけて食べます(本当に朝からおかわりしてしまうほど、美味しいです!)
10:00 選べるフリータイムを満喫!
(sup yoga / 加計呂麻島ツアー / シュノーケリングツアー )
お腹がいっぱいになったところで、次は夕方までフリータイム。ホテル目の前のビーチを散歩&部屋でゆっくりしたり、オプションのアクティビティを楽しんだり、それぞれの自由を満喫します。選べるオプショナルツアーは下記の通り。
sup yoga(スタンド・アップ・パドル ヨガ)
スタンドアップパドルボートを海に浮かべて行うヨガ。水の上でゆらゆらと浮くボードの上なので、普段よりもまた違ったヨガ体験ができます。風が吹いても、波が来ても、ポーズをキープ!ヨガの後に見上げる、青々とした空と海の景色は格別です。
加計呂麻島ツアー
約2時間のツアーでは、奄美大島と加計呂麻島の間の海峡を船でクルージングや巨大な武名のガジュマル見学、船で行くことしかできない無人島でのシュノーケリングなど盛り沢山の内容が楽しめます。
人口わずか1400人ほどの小さい島で、たくさんの生き物や緑豊かな自然が広がります。この日は加計呂麻島で約400年の歴史あるガジュマルを見学。なんでもガジュマルの樹には「ケンムン(別名:樹の精霊)」と呼ばれる奄美に伝わる妖怪が住んでいて、出会うと相撲を挑まれるとか。ぜひ会ってみたいです!
もしその日、あなた(もしくは船長⁉︎)が幸運なら、クルージング中にかわいいイルカに出会えることも。
シュノーケリングツアー
ホテル目の前の海で行うシュノーケリング。道具は全てレンタル可能、ホテルのインストラクターが丁寧に教えてくれるので初心者でも安心して体験することができます(シュノーケル初心者の筆者が浜辺から数分泳いだだけで、大きなウミカメや鮮やかな魚たちに遭遇!)。
17:30 Earthing Yoga〜クリスタルボウル 演奏付き 〜
キラキラとした美しい夕日が海辺に輝く時間、ホテルのデッキに集合です。「一日遊びつかれた身体に、ありがとうを伝えましょう」という莉緒さんの一言で、ゆっくりとスタート。
この時間はヨガインストラクターのChomoさんも参加し、幅広いヨガのポーズで身体を癒していきます。
日が沈みかけた頃、自分と向き合う瞑想の時間です。今回のツアーのための特別イベントとして、アーティストのAMIGAさんがクリスタルボウルを演奏してくれます。クリスタルボウルとは、水晶から作られたサウンドヒーリングや瞑想のための楽器。頭のテッペンから足先まで響く美しい音色は、聞いているとどこか違う世界にいるような感覚に。
19:00 夕食は自然食材を活かした「イタリアン」
たくさん遊んで、癒して、笑った後はお待ちかねのディナー。ホテルのダイニングでいただくのは、鹿児島黒牛ランプ肉の炭火焼や黒マグロのカルパッチョなど、地元の食材を活かした「イタリアン」です。イタリアンを監修しているのは、東京・ホテル雅叙園東京にある「カノビアーノ」をオープンさせた植竹隆政氏。
21:15 空に吸い込まれる…星空メディテーション
極上のイタリアンを堪能した後は、腹ごなしに浜辺をお散歩。ふと上を見上げれば、夜空一面に星が輝き、360度の天然パノラマショーを堪能できます。ここは夢の世界?と思うくらい、流れ星と天の川がはっきりと目に映り、思わず涙が出てきました。
この日のために、参加者でもある奥田孝紀さんが用意してくれたのは「グーダドラム」というウクライナ発祥の楽器。砂浜に腰をかけると、何層にも重なった美しい音色が頭の中に響きます。
■DAY3
6:15 Mindfulness Yoga Flow
今日はリトリート最終日。「なんのために参加したのか、3日間を通して何を得ることができたのか」など、参加前の自分と今の自分をもう一度見つめ直します。
「楽しいだけじゃない、心の中で感動の波が溢れ出る体験。これがリトリートです。初めましての人もそうでない人も、この度は皆さんの人生が交差した瞬間でもあります。またどこかで交わるその奇跡に感謝して、またお会いしましょう!」
最後は莉緒さんの素敵な言葉とともに、このリトリートが終わります。お腹を抱えて笑ったり、魚を夢中で追いかけたり…、心身ともにリフレッシュし、すっきりできる。この旅では、まるで子供に戻ったような「ワクワクした感覚」の大切さを改めて実感することができました!
今回のヨガのリトリートをはじめ、ウェルトリでは今後もいろいろなリトリートツアーを開催しています! 日々の生活から一旦離れ、非日常をあじわう旅。ぜひみなさんも体験してみてください。